うさぎとファンタジー

ばらばらな思いを整理する雑記帳。

おんな城主直虎(19)罪と罰

2017・5・14放送

 

あらすじ

  直虎の元に瀬戸村の村民が収穫した綿を持ってきて、布を作ってみたいというので直虎は応援する。瀬戸方久駿府に入り浸っていることに不満を抱く之の字を宥める直虎。政次と和解したことは之の字にも知らせていないことなので、表向きは以前のように警戒する姿勢を崩さない。

  近くの国衆で井伊の目付でもある近藤康用が突然訪ねてきて、井伊のものが自分の領地で木を盗んだので盗人を引き渡して欲しいという。新しくやってきた村人が怪しいと指摘する近藤康用に、盗みを働く者などいないと反論する直虎。両者とも家来を引き連れて山狩りをすることになる。すると、近藤康用の領地も井伊の領地も、木を切り倒されて持ち去られていた。

  その時政次と方久は駿府で、今川氏真に火縄銃がまだ完成しないことを責められていた。寿桂尼が元気に歩く姿を目撃しほっとする政次。

  山狩りに直虎が加勢していた時、近藤康用の家来たちが山賊と思われる者たちと交戦、加勢した之の字と傑山が木の上にいた一人を捕らえたが、それは井伊のものではなく、直虎が二度ほど会話をした流れ者であった。その場で近藤康用に斬られそうになる彼を、井伊で処断したいと言って直虎が引き受けることとなる。屋外にポツンとある倉庫のような牢屋に入れられる流れ者の男。之の字は知り合いだろうと盗人は死罪と決まっていると言うが、彼に恩を感じる直虎はなんとか死罪を免れさせようと考える。

  政次が井伊に戻ってその話を聞き、死罪が妥当というと、直虎は意地を張って死罪にはせぬと言い張る。六左から理由を聞き出した政次は南渓和尚を利用して直虎を呼び出すと、民を守るために盗人は死罪にしなければいけないと説くが、直虎は聞き入れず、タダ働きさせるのはどうかと言い出す。説得を諦めた政次は、今川が武田と戦うために松平と和睦を結ぶかもしれない、そうすれば井伊も武田と戦うことになるかもしれないと懸念を伝える。武田と上杉が未だに戦っていること、三国同盟のもう一国である北条の出方などについて、直虎は頭を悩ませる。

  流れ者の男は、傑山から直虎のことを教えてもらうと、そこまでして家を守るのかとすこし呆れた様子であった。傑山に明日死ぬかもしれないのにどうして落ち着いているのか問われると、流れ者の男はこんな生き方をしていれば覚悟はしていると笑うだけであった。

  その夜政次は之の字の家を訪ね、内密に近藤康用に流れ者の男を引き渡してしまおうと画策するが、その話し合いが之の字の弟に聞かれていて、直虎に知られてしまう。直虎は政次の家へ押しかけ、血を流すことがどれだけ無益かを言って聞かせるが、政次は虎松や村の民が害されたらどうすると言い返し、二人は睨み合う。そこへ、之の字があの流れ者の男が牢から逃げたと言ってくる。見張りの六左は吹き矢で眠らされ、床には大穴が開いていてそこから脱出したらしく、おそらく仲間が手伝ったようだ。直虎は激怒して次会ったら殺してやると声を荒げる。逃げられたと聞いて怒る近藤康用は政次が宥めた。

  武田から、嫡男義信を廃嫡し、今川家の姫とは離縁すると言う文が、今川氏真に届いた。恩知らずめと大騒ぎをする氏政だが、寿桂尼は冷静に松平と手を組むことを提案するのであった。

  井伊では、祐椿尼が直虎に大変なことを告げていた。直親の娘を名乗るものが寺にやってきたと言うのである。

 

感想

  柳楽優弥(やぎらゆうや)くん演じる流れ者の男に、焦点を当てるかと思いきや、あんまり当たらないお話だった。いや、柳楽優弥くんは山賊だし小汚い格好をしてるし、まだまだ脇役っぽいからそれは別に問題ないけど、まさか名前までわからないとは思わなかった。死罪死罪って言うけど取り調べも何もしないとは…ちょっと決めつけすぎじゃないかと思ったけども。

  それより政次が直虎の腕を掴んだり、羽交い締めにしたり、ちょっと接触が多くてさり気ない感じにドキドキかな。

  メインは武田の動きなのかもしれないけど、まだ信玄公の顔もわからない。続きが気になります。